せいぜい琥珀色のはちみつが最高の贅沢
「ティファニーで朝食を」を読んだ。例によって村上春樹の訳。村上春樹が好きそうな文章だと思う。面白かったし、懐かしいような寂寥感がある。
人は変わる。それは成長と呼ぶべきだと思う。変わってしまうことをさみしいと思ったり、失われてしまったものを惜しく思ったりすることはあるけれども、それよりも得るものが大きければよしとすべきだし、得るものの方を大きくする努力をすべきだ。そうじゃないと生きていけないよ。少なくとも私には無理だった。
青臭いとあざけるのではなく、鋭さをうらやむのでもなく、そこにあった感情や感覚をただそれだけのものとして愛せるようになりたい、愛したい。
電車とバス歩きで2時間もかけて通勤しているのに、その割に本が読めない。つらい。
でも、JR以外の電車と渋谷駅がちょっとわかるようになって、今まで乗ったことのない路線に乗るのはちょっと楽しいと思う。私は今がんばってるよ。美味しい珈琲をのんで寝よう。