@世界

私の人生を消費して。骨の髄まで美味しくしゃぶりつくして。 ツイッター@世界ID:@at_sekai

はて、な?

試験終了、あの子が欲しい。あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。 、アリスインワンダーランドⅡ、水の柩、天使の柩、図書館戦争、海道尊の螺鈿迷宮の続編、この2週間で読んだり鑑賞したりしたものたち。

 アリスは面白かったな。すごく面白かったし、創作の刺激になった。絵画から着想を得たり引用したりしているものとか、日本的なモチーフが多用されていたりとか。擬人化もありふれているようで上手く面白いところをついてたし、現実と鏡の中との行き来、その中でメタフォリックな表現も知的快感を刺激された。それに合わせた情景描写や色彩描写もすごく良かった。言語的な視覚表現…というか解釈?も楽しめた。エンドロールの絵本を意識したムービーも面白かった。若干、教訓的な表現が鼻についたのと、アリスが謝ってしまったのが個人的には気になったけど、総合的にみてすごく良かった。

 それから図書館戦争。私は植物図鑑を読んで以来有川浩が嫌いで、でも嫌いと思わされていることすら癪だったので、代表作くらいは読んでみようということで手に取った。まあ、なんていうか、徹頭徹尾ベタだね。主題がまずタイトルから予測した通り。展開も、最初から最後まで予想通りである意味すごくびっくりした。落ちまで全部予想画外のことが一つもなくて、そのことに対してすごく驚いたしある意味感心したよね。ここまでくると。世の女の子たちはこのくらいわかり易いものが好きなんだね。文章も全部会話と口語だし、このくらい読みやすくないと文章が読めない子たちにも人気なのかもしれない。やっぱり好きにはなれないけど、これが世の中に評価されているということをきちんと鑑みてものを作らないといけないなあと思う。

 

 ついったとかで好きな人がおすすめしていた映画とか本、リストアップしてみた。創作物に触れている時がただただ至福。世の中にまだまだおもしろいものがあってよかった。